サイエンスの香りがする日記

実体験や最新の科学技術をコミカルに綴ります。

イタリア人とミラノ風ドリアを食べた話

先月、非常に可愛らしいイタリア人女性が僕の会社に入社しました。

 

経緯は省略しますが、彼女と食事に行く機会を得たのです。溢れ出しそうな下心を抑えながら僕が選んだのは日本を代表するイタリアンレストラン、

 

サイゼリヤ

 

日本のイタリアンに対する感想が聞きたかったのです。彼女にお薦めするのは迷いなくミラノ風ドリアです。美食の街ミラノの至極の一品。僕がサイゼリヤに行く時は必ずミラノ風ドリアとフォカッチャを食べます。

 

彼女にミラノ風ドリアを薦めると、彼女にこう聞かれました。

 

「ドリアってどんな料理ですか?」

 

ん???いやいや、ドリアってイタリアの家庭料理か何かでしょ。

 

「イタリアにはドリアという料理はありません。」

 

おいおい、イタリア人なのにイタリアの事を何も分かってないな。僕はそう思いながら、Googleでドリアを検索しました。

 

発祥地:横浜

考案者:スイス人

 

イタリア全然関係無いじゃねーか!!!

 

僕がミラノ風ドリアを食べながら感じていたミラノの風は、横浜から吹いていたものでした。

 

いやいや、横浜で生まれたドリアをミラノ風にアレンジしたのがサイゼリヤさんの凄い所。そう思い直し、ミラノ風の味付けになってますか?と聞くと、彼女はこう言いました。

 

「ミラノってご飯が美味しくない街だから、ミラノ風って言われるとマイナスイメージね。」

 

ミラノの風は逆風!!!

 

彼女によれば、イタリアでご飯が美味しいのはナポリのような南部の街であって、ミラノに美食の街といった印象は無いとのこと。

 

やれやれ、サイゼリヤには一杯食わされました。でも、サイゼリヤには感謝しています。ミラノ風ドリアの話題だけで小一時間盛り上がれました。

 

何よりミラノ風ドリアが美味しいいことは事実なのですから。

 

 

 

 

 

 

 

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